絞りによる写りの違い~写真のぼかし方~1
今回は絞りによる写りの違いです。
タイトルに「写真のぼかし方」とも書きました。
つまりは絞りを変えると写真のボケ方が変わるのです。
難しいことは置いといて、実際にどんな感じで違うのかを見てみましょう。
カメラはX-T1、レンズはXF60mm F2.4 R Macroです。
マクロレンズ(寄って撮れるレンズ、接写レンズともいいます)で寄って撮るとボケ方がよくわかります。
絞りF2.8 シャッタースピード1/4000秒 感度ISO400
絞りF4 シャッタースピード1/2000秒 感度ISO400
絞りF5.6 シャッタースピード1/1000秒 感度ISO400
絞りF8 シャッタースピード1/500秒 感度ISO400
絞りF11 シャッタースピード1/250秒 感度ISO400
絞りF16 シャッタースピード1/125秒 感度ISO400
絞りF22 シャッタースピード1/60秒 感度ISO400
絞りを開ける(数値を小さくする)ほど背景がボケて、絞りを閉じる(数値を大きくする)とピントのあっている範囲が広くなります。
このピントがあっている範囲のことを「被写界深度(ひしゃかいしんど)」と言います。
難しい言葉ですね。別に覚えなくても写真は撮れます。
どこか1点だけピントが来ていて、あとはぼかしたいという時は絞りを開けて撮ります。
手前から向こうまでピントがあっている写真(パンフォーカスと言います)を撮りたいときは、絞りをなるべく絞って撮ります。
最近のカメラは「ぼかしコントロール」という機能がついたものがあります。
それはこの絞りをコントロールしているんですね。
ちなみに、ピントがあっている範囲は、ピントを合わせたところから前後に広がっていきます。
手前よりは奥の方にいっぱいピントが合うようになっています。
だいたい手前が1で、奥が2の割合ですね。
なんでラーメンの写真?って突っ込まないでください(笑)
ぼかして撮る時は絞りを開けてシャッタースピードが速くなるのでいいのですが、パンフォーカスで撮る時は絞りを閉じるのでシャッタースピードが遅くなります。
手振れしやすくなりますので三脚を使うか、または、感度を上げるなど注意して下さい。
次の記事で絞りによる違いをふたつあげます。
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